メンターはいらない

メンターって親友やソウルメイトと同じくらい
麻薬な言葉だと思う。

 

小学校のころ同級生にやたら「なおちゃんは親友」と
言われたし。「私の親友はなおちゃん」と手紙まで
もらってぞっとした。

 

そのくせ私の話はほとんど聞かず自分の話ばかり
するので不満だった。

 

結局彼女とは30歳の誕生日がくる前に縁を切った。

 

せいせいした。親友という言葉は世界で1番か2番くらいに
嫌いな言葉だ。

 

20代から30代にかけて好きな人がいた頃は
ソウルメイトが欲しいと恋愛系のパワーストーンなど
たくさん買ったが何の効果もなかった。
ソウルメイトなんていやしないと思った。

 

あるコーチングを受けてこの人が私の人生のメンターかな?
と2人くらいの人を思ったけどいやになって講座の継続受講は
やめた。

 

映画「スターウォーズ」を見て、ルーク=スカイウオーカーが
オビワンとの出会いによりジェダイの騎士になったので
私も運命が変わるような相手がほしいと思ったからだ。


ネットビジネスが成功している人のメルマガを読むと
自分にはメンターはいないと断言している人が何人かいる。

 

そのかわり年間何百冊と本を読んでいる。
本がメンターみたいなものだ。

 

メンターがいなくても成功できる人はいるのだ。

無理して血まなこになって探すものでもないのだ。

 

私には親友もソウルメイトもメンターも出会えなかった。

 

でももういらない。単に自分の心の隙間を埋めてくれる人が
ほしかっただけかもしれない。

 

もういらない。

 

出会えても出会えなくてもいい。

 

今を生きればいい。

やっとそう思えるようになった。

空白の法則

フィギュアスケート羽生結弦選手が
金メダルと獲得した。

おめでとうございます。

演技を終えたあと、怪我した右足に
手を触れるしぐさにぐっときた。

 

インタビューで
「あらゆるものを捨ててきました・・・
 ほんとに・・あらゆるものを捨ててきました・・」
と答えたことが印象的だった。

 

あらゆるもの・・友達との時間、彼女とのデート
飲み会、旅行や趣味・・

 

一般の23歳の男性ならどんな生活を送っているのだろう?

羽生選手は、食事や睡眠などの他は365日
スケートの日々だろう。

 

何かを得るためには何かを捨てなければならない。

 

ネットで検索したら「ザ・シークレット」という本の
なかの最終章にボブ・プロクターの「空白の法則」という
ものが掲載されているという。

DVD見たことあるけど覚えていない・・

 

「宇宙は何も無い『エンプティな空間』があると
 それを埋めようとする法則が働く」

 

羽生選手の場合はエンプティな空間に念願の
金メダルが埋められたので本当によかった。


で、自分の場合はどうだろう?と思った。

私も自分ではまめに掃除するほうだと思っている。
そして半年から1年以上使わないものは思い切って
捨てている。


ただ困ったことに捨ててから後悔することが多いのだ。

 

特に雑誌とCD、レコードは捨てたり売ったりした後で
後悔し、同じものを買いなおしたことが何度かあった。

 

一度好きになったミュージシャンや俳優は熱が冷めたり
飽きたりしてもう関係ないや、と思っても、何かの
拍子で再度好きになることが多々ある。

 

だから一時的に熱が冷めても雑誌やCD、レコードは
手放さないほうがいいとわかった。

 

某雑誌を捨ててしまい、後悔して中野サンモールや
御茶ノ水の古本屋やバックナンバーの雑誌が置いて
ある本屋で探しまくった。

 

また某俳優がレコードも出しているが、これも売って
から10年以上たってから自分の中で再マイブームと
なり、買い戻そうと中古レコード屋で探しまくった。

 

まだ今ほどインターネットが普及しておらず
自分用の携帯電話もパソコンもなかったので
全国の中古レコード屋便覧みたいな分厚い冊子で
レコード屋を調べまくり1件1件歩いて探した。

 

そして何十件目かでやっと見つかった。
探したときは「あ、あったー」と喜びと全身の力が
くねくねと抜けていく感覚になった。

 

もう絶対売らないわ。また飽きても売らないわ。
おばあちゃんになるまで持っているわと固く
心に誓った。


ということで私には空白の法則があてはまるか
わからない。

 

断捨離っていいことでしょうけど、捨てるものの
選択は大事だね、ということです。

 

羽生選手は捨てすぎて買い戻したものは
あるのかしらん?

なんちゃってセラピー

先日父と妹が大喧嘩をした。
よくあることだ。

 

また始まった、とたいして気にとめなかった。

 

次の日何となく父が沈んでいる。
口数が少ない。
やっぱり昨日のことがひきずっているのかな?
と思った。

 

また次の日、まだ元気がない。
話かけても「うん」しか言わない。

ふだんはもっと話をしろと私に言ってくるくせに。

 

母が亡くなってから今年で12年目に入る。
それまで父とは会話らしい会話をしたことがなかった。

 

母が亡くなってから父と会話ができるように
なるまで10年かかった。

腹を割って話せるようになったのはここ数年だ。

 

やっぱり沈んだ父を見るのはつらい。

 

夜ふとんに入ったとき、そうだ、父の潜在意識に
アクセスしようと思った。

 

昔マインドブロックバスターを習ったことが
あった。
潜在意識ではみんなつながっていると教わった。

あの人どおしているかなーと思ったら
相手から電話がかかってきた、という話を聞く。

 

だから潜在意識では父とつながれるはずだ。

 

実はマインドブロックバスターの正しい順番
忘れました。

 

全然実践していないし仕事にするつもりなかったので。
だから詳しいことが知りたいかたは検索してください。

 

マインドブロックバスターよりインナーチャイルドセラピー
になるのかな?

 

父を意識したら5歳くらいの男の子が膝を抱えて泣いている
映像がイメージで浮かんだ。

 

これが父?高齢の父でも心の中、潜在意識では寂しい子供の
ままなのかもしれない。

 

イメージで私が男の子に近づくと泣きながら駆け寄ってきたので
ハグしました。

 

ギュっとハグしました。
男の子はずっとずっと泣いていました。

 

しばらくすると泣き止んでやがて笑いながら飛んだりはねたり
しました。

 

もう大丈夫だね。私はバイバイと手をふり別れました。

2回くらい繰り返したかな。

 

すると今度は現在の年老いた父が現れました。

イメージで私は今の父とハグをしました。

すると涙がつーと流れました。

浄化の涙かな?と思いました。

 

なぜ子供時代の父のときは涙が出なかったのに
今の父とハグしたら涙が出てきたのかわかりません。

 

そしてそのそのまま眠りにつきました。

次の日、まだ若干口数は少ないけどいつもの父に戻っていました。

過去に受けたセラピーの経験も無駄ではなかったと思っております。

ネムってなあに?

ある投資家の方のメルマガに登録している。
メルマガを読んだ感想を送ると
必ず返信していただける。

 

何度かやりとりをしていたら去年の年末
仮想通貨のリップルを1万円分だけでも
いいので買っておくといいですよ、と
メールが来た。

 

そしてコインチェックの公式サイトの
URLが添付されていた。

さっそく正月休みコインチェックに口座
開設をした。

10日くらいで開設できましたとハガキが届いた。


何だハガキ1枚だけか、とヘンな気持ちはした。

 

そしてクレジットカードでリップルを1万円分
だけ買った。

何だ、思ったより簡単じゃん。

 

いい気になった私は以前耳にしたトロンという仮想
通貨も買ってみようと思った。

 

でもトロンは現金では買えずまずビットコイン
買わなければいけないと知り、5000円分だけビット
コインをクレジットカードで買ってみた。

 

そしてトロンを扱っている取引所バイナンスを検索
したらあまりの申込者多数のため新規受付中止中と
書いてあった。

しまった。買わなきゃよかった。後悔。
よく調べもぜずビットコインを買った自分が悪い。


そして例のコインチャックの流出事件。

 

最初いろいろなサイトの書き込みを見たとき
ネムがやばい」「俺のネムがー」と書かれて
いて訳がわからなかった。

 

ネムって何??

恥ずかしいことだが私はネムが仮想通貨のことと知らなかった。

 

ビットコインは有名なのでBTCと表示されることは
知っていた。リップルも実際買ったからわかった。

でも他のコインのことは関心なかったので知らなかったのだ。

 

あれから投資家の方のメルマガは届かない。
私もメールしていない。

 

何だか仮想通貨そのものの熱が一気に冷めた。

トロンももういいや。

 

私の投資額は15,000円。コインチェックにログインしてみたら
8400円くらいでした。事件発覚当時。

 

やっぱり現金が一番いいわ。

石油ストーブの灯油を買いにガソリンスタンドへ行った。

ナナコ払いと現金払いがあったが、すかさず現金払いにした。

 

これじゃこれからの世の中ついていけなくなるなーと心配に
なるけどひとまず仮想通貨は様子を見よう。

 

今回の件は勉強になりました。

去年成海理子ちゃんがCMでコイン持って踊っていて
何のCMなのかさっぱりわからなかったが、実際口座開設して
やっと何を宣伝してたのかわかりました。

何事も実践でございまする。

 

「日本の弓術」 オイゲン・ヘリゲル著 書評

ある方のおすすめで岩波文庫「日本の弓術」 オイゲン・ヘリゲル著を読んだ。

ドイツ人オイゲン・ヘリゲルが弓道阿波研造師範より5年にも

およぶ弓道の指導を受けた実録記だ。

 

大正15年ヘリゲルは阿波師範より弓道を習いたいと申し出る。

ヨーロッパでは弓はスポーツととらえられているため一度は

断られる。

しかし日本の精神を真に理解したいためだと伝えたらようやく

了解してもらえた。

 

こうして稽古が始まるわけだが当然最初からうまくいくわけが

ない。

「弓術はスポーツではない。」

「心で引くこと、つまり筋肉をすっかり弛めて(ゆるめて)

力を抜いて引くことを学ばなければならない。」

師範はこう指導する。

 

「弓を引いて、矢が離れるまで待っていなさい。

 他のことはすべて成るがままにしておくのです」

 

これっていろいろなケースにあてまるのではないか。

よくミュージシャンが考えて考えて作った曲よりあまり深く

考えず作った曲のほうがヒットしたという話を聞く。

 

あれこれ考えず無心で行動したらうまくいったケース。

私も昔はウケをねらって冗談言ったときより何も考えず

ボソッと言った言葉のほうが周りの人に大笑いされた

ことがよくあった。

 

大切なのは無心。

難しいけれど。無心になるため座禅や瞑想やるのでしょうけど。

 

ヘリゲルは5年の修行の末弓道五段の免状を頂いた。

そしてドイツへ帰国の際、師範愛用の弓を贈られた。

素晴らしい。5年もコツコツ一つのこと続けられるなんて。

ヘリゲルさんは日本人以上に日本の精神を理解された方

かもしれない。

 

何事も飽きっぽい私は見習わなくてはいけませんね・・

とほほ。